Macのおすすめクリップボード拡張アプリ [好きな Mac のソフト Advent Calendar 2015 4日目]
こんにちは。「好きな Mac のソフト Advent Calendar 2015」4日目です。
クリップボード拡張アプリって?
- 通常1件の「ctl + C」によるコピー履歴を、100件以上など複数保持してくれるアプリです
通常では、クリップボードに保存することができるデータは1つだけで、2度目にコピー作業を行うと、1度目にコピーしたデータは使えなくなります。このクリップボードに複数のデータを保存できるように拡張するなどの便利な機能を備えつけたのが、クリップボード拡張ソフトです。
出典:無料クリップボード拡張ソフト一覧 - フリーソフト100
どんな時に便利なの?
- コーディング中、ファイル1のコレとコレとコレをコピーして、ファイル2のココとココとココにそれぞれコピーができる(補完も使いますが、「さっきコピーしたアレ」を呼び出せるクリップボードは補完とは別の便利さがあります)
- テキストが保存する前に消えた…😱→クリップボードに残ってた!
スニペット機能とはどう違うの?
プログラムを作成する際には、しばしば、頻繁に利用する同じ記述の繰り返しや、微妙な変更を加えるだけで使うことができそうなパターンに遭遇する。そのようなパターンをスニペットとして登録しておくと、一塊のコードを呼び出して貼り付けることで簡単に記述できるようになる。
- 私は1行で済む定型文はGoogle日本語入力の単語登録を使ってます(「開発環境」→「xxx.xxx.xxx.xxx」(開発環境IPアドレス)など)(「かい」まで打つと候補に出るのでタブで選択する)
- 複数行の定型文は Clipy を使っています(メール定型文や、議事録ヘッダなど)
そんなわけでこれがないと生きていけない便利なクリップボード拡張。 Macでオススメなアプリを紹介します。
1. PTHPasteboard Pro
- $24.95(機能制限つきでフリー利用可能)(掲載時点)
- 高機能。「あったらいいな」はだいたい実装されてる
メリット
- クリップボード内検索
- プレーンテキスト貼り付け可能
- 履歴一覧表示時に、オンマウスで全文表示
- Xcodeなど統合開発環境でソースコードをコピーすると、カラーコードごとコピー&表示されるため視認性が高い(貼付け時にはプレーンテキストに変換可能)
デメリット
- オンマウスで表示されたウィンドウが消えないバグがある
- 2008年で開発が止まっているようで、更新・修正がされない
2. CopyClip 2
CopyClip 2 – Clipboard Manager
- 600円(フリートライアル版あり)(掲載時点)
- シンプルイズベスト
メリット
- クリップボード内検索
- プレーンテキスト貼り付け可能
デメリット
- 1度に表示できる履歴が10件固定。スクロールもできないのでクリックでページ送りしないと11件目以降が見れない
- 一覧表示ショートカットに「Option + Command + V」が指定できない(デフォルトで別ショートカットに割り当てられ散るため)
3. Clipy
Clipy – Clipboard extension app for Mac OS X
- 無料(掲載時点)
- シンプルで使いやすい
メリット
- プレーンテキスト貼り付け可能
- オープンソースで現在も鋭意開発中のため機能追加が期待できる(https://github.com/Clipy/Clipy)
デメリット
- クリップボード内検索機能は2015/11時点未実装。クリップボードの検索機能 · Issue #13 · Clipy/Clipy
4. Paste
- 840円(掲載時点)
- 特徴的なUIで、「どのアプリでコピーしたか」が視覚的にわかりやすい
メリット
- クリップボード内検索
- プレーンテキスト貼り付け可能
デメリット
- 1度に表示できる履歴が4件のため一覧性が低い。画像のコピー&ペーストが多い人には使いやすそう
- 履歴表示時にいちいちアニメーションが入る
結論
- 長年 PTHPasteboard Pro を愛用していましたが、開発が止まっているため現在は CopyClip 2 と Paste を併用中です
- 履歴検索機能が実装されたら、 Clipy も本格的に利用できそう
- クリップボード拡張は便利なので、ぜひ使ってみてください!